妊娠中でも蜂の子を食べてよい?

蜂の子は、ミツバチやアシナガバチ、スズメバチなどのさなぎや幼虫を指します。蜂の子は良質なタンパク質のほか、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルを実にバランスよく含むすぐれた滋養食であるため、世界中で重宝されてきました。ここでは、妊娠中に蜂の子を食べてもよいのか、について、焦点を当てていきます。

蜂の子は妊娠中でも食べられる

お母さんの健康と赤ちゃんの成長のため、妊娠中ほどたくさんの栄養が必要とされる時期はないかもしれません。安全で安心、かつ栄養バランスのとれた食材に関心をもって当然です。妊娠中はお腹の赤ちゃんのため、普段は気にもしない食べ物にまで気になるものです。どこかで危ないと聞いたことのあるものや、少しでもあやしいと思うものは、ついつい敬遠してしまいがちですよね。でも、よくよく調べてみれば、そんな心配まったくなかったということもよくあることです。たとえば、よく赤ちゃんにハチミツを与えてはいけない、と言われます。蜂の子にもハチミツが含まれている、と思ってしまうかもしれません。しかし、赤ちゃんがハチミツを食べてはいけないというのは、ハチミツの中に残っているかもしれないボツリヌス菌に赤ちゃんが感染して、食中毒にならないための配慮です。妊娠中にハチミツを食べてはいけないということではありません。そのため、蜂の子を妊娠中に食べてももちろん問題ありません。

妊娠中に嬉しい蜂の子の栄養


さて、妊娠中であっても蜂の子を食べてよいことを分かっていただけたところで、ここでは蜂の子に含まれる栄養素についてみていきましょう。中には妊娠中に嬉しい成分もたくさん入っているので妊婦さんは大注目です。

蜂の子の脂質

脂質は妊娠中のお母さんと赤ちゃんのエネルギー源となるため、とても大切です。しかし、脂質を取り過ぎて太ってしまうと、赤ちゃんが元気に育つ際の負担になります。また妊娠中のお母さんの負担ともなります。体重が増えることで、腰痛を起こす危険があるからです。一方、蜂の子の脂質は、オリーブオイルで有名なオレイン酸がメインに含まれており、体に脂肪がつきにくいです。蜂の子の脂質は妊娠中のお母さんと赤ちゃんのエネルギー源として、安心して摂ることができる成分です。

蜂の子のビタミン

蜂の子には水溶性のビタミンがメインです。水溶性のビタミンとは、おもにビタミンC・B群です。ビタミンC・B群は体の中にたまりにくい性質をもつため安心です。とはいえやはり食べ過ぎはよくありません。また、ビタミンCには、鉄分の吸収をよくする効果もあるため、妊娠中に悩まされがちな貧血の改善にもつながる、ありがたい成分です。

蜂の子のミネラル

ミネラルは赤ちゃんがすくすくと元気に育つうえで、欠かせない成分です。特に妊娠中は、亜鉛を多く摂ることが勧められます。亜鉛は、赤ちゃんの体や骨が正常に育つことを助けるからです。また、妊娠中では、貧血や体のむくみにも悩まされがちです。貧血には鉄分を積極的に摂ることが重要です。むくみの原因となる体の中の老廃物や塩分、水分を体の外に出すには、カリウムが有効です。蜂の子は豊富な亜鉛を含むほか、鉄分やカリウムもバランスよく含むので、進んで摂取することをオススメします。

まとめ

妊娠中に蜂の子を食べてもいいのか、という疑問は解消されましたか?むしろ蜂の子は妊娠中の滋養食材として、積極的に摂取することをオススメします。ただし、生食については衛生面のリスクもあるため、きちんと火が通ったものを食べるようにしてください。お母さんの健康と赤ちゃんの元気な成長に、ぜひ蜂の子をお試しください。

【参考URL】
妊娠中に蜂の子を食べても大丈夫?
http://soul.ivory.ne.jp/soul/konnyaku/
妊娠中、蜂の子を摂取しても大丈夫?
https://www.floridalinuxshow.com/article6.html

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